カテゴリ:コトノハ。( 9 )

冬・月・空





夜更けの散歩


玄関を出て見る空は雲


買い物をすませ


空を見上げると


月が顔を覗かせていた



ひさしぶりのゆっくりした時間


せわしなかった日常から


ふわりと着地



しんしんと降る月あかり


その光に溶かされるように


雲は消え


ひとつ


またひとつ


またたきだす星




オリオン座が月に向かって


静かにふりかざす




犬が吠える


冬の月の夜は


涙がにじむほど


静かで


凛として


おだやかで


やさしいんだ

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by tep-pei | 2007-12-27 23:36 | コトノハ。

ナマアタタカイ夜ニ。。







なまあたたかい夜に僕は


ひとり近くのコンビニへ行く



なまあたたかい夜にコンビニは


いつものように明るく光る




松本人志が並ぶ雑誌を


しばらく立ち読みしてみるが


買うのはやっぱりやめといて


103円のほうじ茶買って


礼儀正しい店員の


ありがとうございましたの声を背に


なまあたたかい夜の帰り道



誰もいない公園で


少しかすんだ星空見上げ


ちょっと空気を吸ってみる


なまあたたかい夜に漂う花の


甘い匂いが鼻に拡がる



鼻腔に拡がる甘い物質は


ゆっくり脳につたわって


ふわふわした気持ちになった




角を曲がった道ばたの


ゴミ捨て場から逃げる猫影


僕の前を通り過ぎ


ちょっと猫まねしてみるが


すでにそこにはいなかった




なまあたたかい夜に僕を


抜かして行く自転車の音


ぎこぎこぎこぎこ錆びた音して


抜かしていったはスーツのおじさん


白いスーツが闇夜に浮かぶ


おじさんどこへいくんだい?




なまあたたかい夜にこの僕は


103円のほうじ茶片手に


そんなちょっとの出来事があり


ふらりふらりと


家路についた

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by tep-pei | 2007-06-14 00:16 | コトノハ。

オソラノナミダ。





                             雨がしとしと


                            おそらのなみだ



                            あめににじんで


                            ぼんやりひかる



                            ゆっくりながれて


                             こころにしみた




                            やさしさながれて


                             こころにしみた




                            にじんでみえるは


                            なみだかあめか



                            みんなのやさしさ


                            なみだになった




                            なみだがながれて


                             こころにしみた




                             せつなさきえて


                             やさしさふえた




                             こころにぬくもり


                             じわっとなった




                             じわっとなった

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by tep-pei | 2006-09-11 20:31 | コトノハ。

ツカレタヨルニ。







                                   疲レタ夜ニ

                                     街ヲ歩ケバ

                                     月ガ上リテ

                                     疲レタ心ニ

                                     染ミテクル


                                     疲レタ夜ニ

                                     麦酒ヲアケテ

                                    月夜ニ照ラセバ

                                     五臓六腑ニ

                                     染ミワタル



                                       月ヨ

                                      オ前モ

                                     呑マナイカ。

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by tep-pei | 2006-08-18 12:52 | コトノハ。

蛾。






車の窓に蛾が一匹止まっていた


気がつかず窓を閉めると

蛾は翅をはさまれて

じたばたじたばた動いていた


普段蛾は好きではないが

かわいそうになって

窓を開けた


それでも蛾は止まっていた





車の窓にまだ蛾が止まっていた


それを忘れて窓開けた

車に入って来そうになった

さすがにそれは嫌なので

急いで車の窓閉めた



信号待ちで窓越しに

その蛾の顔をよく見てみた

結構かわいい顔してやがる

普段蛾は好きではないが

ちょっとこいつに愛着を感じた



青になって走り出した

しばらく走って目をやると

もうそこにはいなかった

はさんだ時のリンプンが

少し窓についていた



少し寂しい気持ちになった

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by tep-pei | 2006-07-29 00:07 | コトノハ。

夜明け。


music Hironori.A 
words Teppei.M



黄昏てゆく夕暮れの街に

君とよく似た姿を見つけた

すれ違う幾多の人達の群れに

せつなさ残して 消えていく



誰もいない 暗い部屋のドアを開け

君と過ごした日々が通り過ぎる

窓辺から差し込む満月の光が

疲れた身体照らしている



見上げた夜に 赤い星が見つめている

どこか遠くの街で君も見てるだろう

遠く離れていても 輝く同じ月が

僕らの心を繋いでるんだ いつも



降り出した雨 窓を濡らしてる

ガラスをつたう煌く雫が

時間の流れをゆっくり溶かして

静けさが増していく



通り過ぎてく車のライトが

薄暗い部屋 光を落として

脱ぎ捨てたジーンズにはきかえて 

白んだ朝の空吸い込んで



明け方の道を 海に向かって車を走らせ

君と見た海 今も何も変わらずに



雲間から差し込む 朝焼けの光が

ちいさなことだよと やさしく笑いかける



これから始まる新しい一日は

いったいこの僕に何を残すのだろう?




そしてまた 陽は登っていく

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by tep-pei | 2006-06-08 00:20 | コトノハ。

いしころ。

f0050923_14455089.jpgちっぽけな石ころにつまずかぬよう


下を見て歩いていた



だけど 石ころにつまずいて転がって
手をついた横には小さな花


空を見ればあまりにも青い空


そんなものにも気づかずに


下ばかり見て歩いていた



f0050923_14461513.jpg

青く広がる空見上げ


雲の上に行きたいと


上を向いて歩いていた


夢や希望をみつめていた



小さな石を見失って


またつまずいた


小さな花が咲いていた


踏みにじって歩いていた




移りゆく季節の中で


変わっていくもの変わらないもの


変わっていくものにとまどい


変わらないものに飽き飽きしていたんだ




明日を憂いたって


昨日を嘆いたって



現在を生きるしかないんだ



どんな大きな波も どんな高い山も


気が付けば後ろにあるんだ




きっとそんなもんなんだ

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by tep-pei | 2006-05-11 14:50 | コトノハ。

エール。



f0050923_14263689.jpg忙しい毎日をただこなすだけの日々に

周りのことが見えなくなっていた

嫌なことばかりが頭の中を駆け巡り

止まると死んでしまう魚のように

ひたすら働きまくってるんだ


流れる雲を忘れ 道の花を踏み潰し

雨を恨み 風を避けて 

やり場のないイライラを 心の中に仕舞い込んでさ


「自分らしさ」って?

らしさの中で身動きできなくなっていて

もがいてももがいても抜け出せない

くだらないプライドにしがみついてさ

そんなに見てやしないよ 人なんて


見方を変えればなんてことないんだろう

くだらないことなんだ きっと



嫌なところも好きなところも全部全部抱きしめよう

ただ一つの世界で一つの自分なんだから

甘いといわれても できっこないよと言われても

やってみなきゃわからないだろう

失敗したってきっと何かが残るから


人のために悪者になれるくらいの強さが欲しいんだ

自分にエールをもっともっと



2003,9月。

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by tep-pei | 2006-05-07 14:26 | コトノハ。

ゆっくり。

f0050923_0291020.jpg






                  光照らせし

                  あの下へ・・・
 
                  暖かき光が

                   身体も

                    心も

                   緩やかに

                  溶かして・・・


                 『まだ大丈夫』

                そう問いかける・・・


                『ゆっくり行こうぜ』

               『おまえのペースでな』

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by tep-pei | 2006-05-01 00:31 | コトノハ。